京論壇2017公式ブログ

京論壇2017の公式ブログです。ゆるふわに記述することを心がけます。

2017-01-01から1年間の記事一覧

代表挨拶

京論壇東京セッションが終わってからはや2か月が経過しようとしています。報告書も次第に書きあがりはじめ、来年度の京論壇への引き継ぎも始まっています。参加者もすっかり日常生活に戻り、私がこの記事を書いている11月25日には、駒場祭で出店をしている者…

東京セッション報告⑥

最近とても寒いですね。私は目が覚めてからベッドを出る時間が倍増しましたが、皆さんは如何でしょうか。さて、今回は エリート主義分科会の議長としてセッション中の所感を2点述べさせていただきます。先に断りを入れておくと、今回の記事は議論の要約では…

東京セッション報告⑤

久しぶりの投稿となる。ジェンダー分科会の議論内容についてはメンバーの大島が広くカバーしてくれたと思うので、今回はざっくり自分の所見を述べた後に、包括的に京論壇について説明できればと思う。 私が議長を務めた分科会は、ジェンダーという日中が追求…

東京セッション報告④

京論壇の東京セッションが終わって1ヶ月が経とうとしている今、当時の議論を振り返ってみると、とんでもないくらい密度の高い議論だったなとしみじみ思う。そもそも、留学生でありながら議長を務めるというのは私自身にはとても大きなチャレンジであった。…

東京セッション報告③

こんにちは。エリート主義分科会所属のソンジヒです。東京セッションでのエリート主義分科会の活動を報告させていただきます。 北京セッションで私たちは主に「エリート」という定義について議論し合いました。エリートという言葉を定義づけるときにそれほど…

東京セッション報告②

ジェンダー分科会の大島です。10月8日の最終報告会にお越し頂きました皆様、ありがとうございました。ここでは、その最終報告会に至るまでの一週間、東京セッションでジェンダー分科会がどのように活動してきたかついて報告します。 ジェンダー分科会では、…

東京セッション報告①

こんにちは。グローバリズム分科会所属の土屋晴香です。東京セッションでのグローバリズム分科会の活動報告をさせていただきます。 東京セッションにおいて私たちは「愛国心」をキーワードに議論を進めました。その中でも今回の報告では、日本の反中感情に関…

最終報告会開催報告

一昨日10月8日、京論壇2017最終報告会が東京大学駒場キャンパスKOMCEE West レクチャーホールで開催されたことを取り急ぎ申し上げます。 駐日中国大使館参事官の張亜強様および東大教授藤原帰一先生、ならびに多くのご来賓の方々を迎え、大きな滞りもなく最…

東京セッション実況

こんにちは!副代表の林です。 東京セッションも中盤に差し掛かり、残り3日間となりました。 東京代々木のオリンピックセンターに全員が寝泊まりしながら、同施設の会議室をお借りして各分科会とも精力的な議論を繰り広げています。 また、フィールドワーク…

東京セッションスタート!

こんにちは、副代表の比護です。北京大生が日本に到着し、いよいよ東京セッションが始まったことを報告します! 今年からの試みとして、北京大生にはまず京都に来てもらいました。10月1日の夜は、「HOTEL SHE, KYOTO」に宿泊。スタイリッシュな内装が特徴的…

北京セッション報告⑦

「二兎追うもの」 二兎追うものは一兎をも得ず。この諺を知りながらも人は時に二兎、三兎を追いたくなる気持ちに駆られる。 話しにくさ。閉塞感。停滞感。焦燥。混乱。北京の議論中にこうした状況・感情に陥ることが時折あった。これは議論で二兎を追おうと…

北京セッション報告⑥

こんにちは、エリート主義分科会の川村です。今回は北京セッションでのエリート主義分科会の議論の内容を中心に報告していきたいと思います。 具体的な議論の内容については前の記事で長谷川くんがまとめてくれているので、今回は大枠の部分をまとめていきま…

北京セッション報告⑤

こんにちは。2017年参加者の農学部獣医学課程所属の坂西と申します。 ジェンダー分科会北京セッションの活動報告をします。 ジェンダー分科会では議論を三つのパートに分けて進めています。 パート1は言葉の定義。キーワード一つ一つの語義を日中のメンバー…

北京セッション報告④

「批判するなら対案を出せ」ということばがある。あらゆる会議や議論の場で聞かれうる台詞で、現行のものを否定するのであれば、その代わりとなるプランを提示することが必要だという主張である。 しかし、対案を打ち出すという行為は、そう容易にできるもの…

北京セッション報告③

こんにちは、エリート主義分科会所属の長谷川です。今回の北京セッションにおける議論の報告として、「個人」と「日中」をテーマにエリート主義分科会が話した内容を紹介していきたいと思います。 みなさまは「エリート」という言葉にどのようなイメージをお…

北京セッション報告②

こんにちは!先日、北京から戻って参りました、ジェンダー分科会の鎌倉です。北京セッションでは、北京大生と白熱した議論を交わす充実した日々を送ることができました。 果たして議論が円滑に進んでいくのか、北京渡航前は不安もありました。しかしUT側議長…

北京セッション報告①

こんにちは、京論壇2017副代表の新城真彦です。 9月2日から9月8日まで中国・北京において北京セッションが開催されました。 議論の中身については、グローバリズム分科会、エリート主義分科会、ジェンダー分科会の各分科会メンバーからの詳細な報告を14日か…

北京セッションに向けて

夕暮れ時の風の涼しさに、夏の終わりの気配を感じる今日この頃です。さて、今週末からいよいよ京論壇2017北京セッションが始まります。 これまでのブログにおけるご報告の通り、今年の6月から約3か月間、各分科会がセッション本番に向けて準備を進めてまい…

グローバリズム分科会議論進捗報告

グローバリズム分科会、農学部4年の角銅です。現在は卒業研究のためハノイに来ていますが東京と同様暑い日が続いております。この記事では直近の2記事と同様、グローバリズム分科会の進捗状況をお伝えします。 (ベトナム国立農業大学です。ホーチミン氏の顔…

エリート主義分科会議論進捗報告

こんにちは。エリート主義分科会所属の橘高です。今回は今まで本会議に向けて進めてきた準備の内容についてご報告します。 私たちエリート主義分科会は、「日中両社会におけるエリートと社会の関わりを考察し、北京大生との対話を通じて自らが社会に果たせる…

ジェンダー分科会議論進捗報告

こんにちは。ジェンダー分科会所属の廣中です。今回は、「ジェンダー分科会」の事前準備の様子と本番の会議に向けてどのような議論を考えているかご紹介します。ジェンダー分科会の扱う問題については、他の記事にもそれぞれのメンバーがコラムで書いており…

【7/16全体ミーティング報告】

みなさまこんにちは、エリート主義分科会所属の長谷川郁です。今回は先日行われた全体ミーティングについてお伝えします。 京論壇で毎年開催されている全体ミーティングは、現メンバーが各分科会の議論の進み具合を説明し、京論壇OB・OGの方々からアドバイス…

【コラム】「女らしさ」から考えるジェンダー

こんにちは!ジェンダー分科会に所属しています、教養学部1年の鎌倉萌江です。京論壇という場は本当に学びが多く、博学多才な仲間たちに囲まれ、私は日々刺激を受けています。 ただ、大学の友人や家族に「京論壇でジェンダーについて学んでいる」と言うと、…

【コラム】美しい絵は誰のために描かれるか

「私は黒人であると偽ってメディカルスクールに合格した」というインド人男性Vijay Chokalingamの告白が2015年に大きな話題となったことをご存知だろうか。当時あまり成績の良くなかったVijayは、インド人として出願すれば「多様性」の観点から不利になると…

【コラム】東大を卒業したらエリートになれるのか?

今年の春、友人と会うためにシンガポールに1週間ほど滞在していた。展覧会を見るのが大好きな私は、日常生活の中だけではなく旅行する度に、現地の博物館や美術館へ行く。シンガポールに行っていた時も、友人に現地で話題になっている展覧会は何かを聞き、…

【コラム】リカと、SNS、グローバル化

小学生のとき、重松清さんの小説をよく読んでいた。背の低い本棚には『きよしこ』『ナイフ』『口笛吹いて』といった背表紙がならび、僕はそれを一、二冊持って二段ベッドの上にあがるのだった。 その中の一つに、ある女の子の話があった。タイトルもその子の…

【コラム】「ものの見方」の見方について

少し本題と離れたところから話を始める。 ―我々には完全なる選択の自由というものが存在するのか?―我々のする選択は完全に自分自身の意思に基づいたものか?―たとえ自分自身の意思に基づいていたとして、その「意思」は本当に自分自身のものか? これらが偽…

【コラム】「どうしたいのか」話すこと

ジェンダー分科会に参加している坂西と申します。 京論壇では、参加者が持ち回りでブログを更新しています。 恥ずかしながら、私は自分の担当日を失念しておりました。 さらに白状すると、運営の比護さんから投稿記事を催促するメッセージをもらった時、京都…

【コラム】いかにしてともに生きるか

こんにちは、エリート主義分科会に所属する教養学部4年の川村です。エリート主義分科会ということで「エリート」を起点に考えていきたいと思います。それでは本題。 「エリート」。私たちは様々な形でこの語を使う。肯定的な意味や否定的な意味として。また…

【コラム】グローバルに働くということ!

皆さんこんにちは!グローバリズム分科会に所属している教養学部アジア地域研究5年の湯川利和です。今回は徒然なるままに“グローバル”について書いてみようと思います。 自分は去年から一年間清華大学に留学しつつインターンをし、今年の夏はバークレーのサ…